モバイルデバイスの通信料が安いMVNOのおかげで普及が進むiot・m2m技術

格安simが注目されるようになってよく聞かれるようになったのが、「MVNO」という言葉です。
何のことかよくわからないという方も少なくないですが、「Mobile Virtual Network Operator(モバイル・バーチャル・ネットワーク・オペレーター)」の略だと言えば、多少イメージがつきやすいのではないでしょうか。日本語では「仮想移動体通信事業者」と言います。
このMVNOが、昨今普及が進むiot・m2m技術の大きな鍵を握るのです。

MVNOとは、自分で無線通信インフラを用意するのではなく、大手キャリアなどの他社から借りて通信事業を行う企業のことです。無線通信を行うには、大規模な設備を建設する必要がありますので莫大な費用がかかります。
だからこそ、限られた大手キャリアがこの分野でほとんどのシェアを占めていたのです。ところが、MVNOは大手キャリアから必要な設備を借りて通信事業を行うため、設備の建設コストや運用・保守コストがほとんどかかりません。また、大手キャリアのようにどの町にも店舗を構えるような大規模な展開をしていないため、店舗の運営費や人件費などのコストも抑えられます。

MVNOは大手キャリアに通信接続料を支払ってインフラを借りていたわけですが、最近は総務省がその接続料を引き下げるよう呼びかけたこともあり、以前よりこの分野に参入しやすくなりました。
そのおかげで、MVNOが提供する格安simの利用料金はどんどん安くなっています。スマホやタブレットなどのモバイルデバイスの月額料金は、大手キャリアの場合、平均6,000円程度かかりますが、MVNOの提供する格安simならその3~4割、もしくはそれ以下という格安料金を実現しています。ocnなどの固定ipについて問い合わせてみるのもよろしいのではないでしょうか。

このように、MVNOの提供する格安simの登場によって、iot・m2m技術の普及が進んでいます。
iotデバイス用の少ないデータ通信量の回線プランなら月額数百円というレベルです。中小企業でもビジネスにiot・m2m技術を導入することは難しくありません。